付加価値を付けた商品やサービスを提供していきたい
社会人になれば一度は聞くこのフレーズ。
付加価値、価値とは、なんなのか。
今日は、コーヒーを例に、”価値"について考えてみました。
あなたが売り出している、もしくは売り出す予定の商品やサービスの価値が即答できる人は、この記事はスルーしてよいと思います。
でも、即答できない人にとっては、参考となる記事だと思います。数分で読めるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
それではよろしくお願いします!
価値とは?
わたしは、価値は2種類あると考えています。
それは、客観的価値と主観的価値です。
客観的価値は機能価値に近いものと考えていて、モノ自体が有する価値で不変なもの。
主観的価値は価値観に近いものと考えていて、ある人が客観的価値に価値を感じるか、感じないか、ということ。
トップに載せている「猫に小判」の画像がいい例かもしれないです。人間はお金に価値を感じますが、猫はお金に価値を感じないですよね。
コーヒーの価値とは?
コーヒーでいえば、客観的価値は「〇〇焙煎所にてコーヒー豆を焙煎し、その豆から抽出された黒い液体で、カフェインが入っていて飲むと一般的には目が覚める(気分がスッキリする)」といったwikipediaの概要に乗っているようなこと。
主観的価値は、「ボクはコーヒーを飲むと目が覚めるんだよなぁ!」「ワタシはコーヒー飲んでも目は覚めないなぁ!」と、物自体が有する機能に価値を見出せるかということ。これには個人差がある。
コーヒーに覚醒効果を感じられない人にとっては、エナジードリンクの方が価値が高いと感じるかもしれない。
価値を上げるにはどうするか?
コーヒーを例に挙げよう。
客観的価値を上げるには、仕入れる豆をよくしたり、焙煎所などの設備やコーヒーを淹れるバリスタへの人件費を投じれば、上がると思います。
主観的価値を上げるには、まずターゲットを絞らないといけないと考えます。なぜなら、主観的価値は人の判断に依存するからです。
みんながみんないいと思う商品というのは、なかなか成立しない。
サラリーマンでいう、いろんな人のコメントを反映したら、訳の分からない資料になってしまうパターンですね。
コーヒー店でいうと、産地や農園にこだわっていて、知識などを教えてくれながら、コーヒーを丁寧に淹れてくれる人がいるカフェがいいなぁーと思う一方で、
産地とか農園とかどうでもいいし、つべこべしゃべってないで、さっさと早くコーヒーを淹れろよ!このxxx!とまでも言わないまでも、そういうスタンスのカフェがいいなぁーと思う人もいます。
だから、主観的価値を上げるには、ターゲットを誰において、その人の需要をいかに商品やサービスに落とし込み、PRするのが重要なのではないかと思っています。
特に今の時代は昔と違い、みんなが1つの正解(価値)を共有する時代から、1人1人が価値を見出す時代になっているので、個人に最適化した価値提供が大事になのでは?と感じています。
牌としては小さくても、そういう個人個人にフィットした商品やサービスを提供することで、
お店としても同じ価値観のファンができて、お客としても自分の価値観を分かったサービスを提供してくれる店が見つかって、お互いが少し幸せな方向に行くのかななんて思っています。
まとめ
今日は価値について解説しました。
価値には、客観的価値(モノが有する機能)と主観的価値(価値観)の2種類があり、それらを踏まえた商品やサービスを改良していけば、付加価値のある商品やサービスを顧客に提供できるのでは?と思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。