どもども、びーんです。
今回はコーヒー好きなら一度は飲んでみたい、パナマ・ゲイシャコーヒーについて紹介します!
こちらの短い記事を読んでいただけるだけで、パナマ・ゲイシャ豆がなぜ高いのに多くのコーヒー愛好家に愛されているか、その魅力を知ることができますので、ぜひ最後までご覧ください。
それではよろしくお願いします!
パナマ・ゲイシャとは
ゲイシャとはコーヒー発祥の地であるエチオピアにある村の名前が由来です。
1970年~80年ごろ、中南米ではさび病という植物にかかる病気が大流行し、コーヒーが収穫できなくなるという大事件があったようで、パナマのコーヒー農園は病気に強いゲイシャ種をエチオピアから輸入したのがパナマ・ゲイシャのはじまりなんですって。ただ現在は、ゲイシャはあらゆる産地で栽培されています。
パナマ産のゲイシャ種が注目されるキッカケになったのは、2004年の国際オークションです。このとき、パナマのエスメラルダ農園が出品した「ゲイシャ種」のロットがポンドあたり21$という当時の最高落札価格を記録しました。その後も、いくつかの農園がゲイシャ種の栽培に着手し、国際オークションで入賞するようになり、パナマ・ゲイシャは高品質でお値段が高いというのが定着したかんじです。
このうんちくをサラッと言えれば、こいつやるな!と思われるかもしれませんね。
パナマ・ゲイシャの焙煎レシピの紹介と味の感想
パナマ・ゲイシャの由来なんてどうでもいいから、早くお豆見せてよって声が聞こえそうなので、それでは、登場してもらいましょう。
パナマ・ゲイシャの生豆さん、どうぞ。
今回のお豆は、パナマ・ゲイシャ・レリダ農園の豆になります。ワイルド珈琲さんから仕入れました。さすがのゲイシャ、欠点豆はほぼなかったですね。
初めてのゲイシャ、わくわくが止まりません!それでは、さっそく焙煎していきましょう!!
1. 240℃で4分間余熱を与える
今回使用する焙煎機は、3D回転式コーヒー焙煎機「GeneCafe(ジェネカフェ)」です。
GeneCafeについては、下の記事で詳しく解説していますので、興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
コーヒー焙煎したい人は必見!【GeneCafe(ジェネカフェ)・家庭用コーヒー焙煎機】の使い方と使ってみた感想
まずは、生豆を投入せずに、空の状態で余熱を与えます。下の画像のように、電源ON後、赤いダイヤルで焙煎温度、青いダイヤルで焙煎時間を設定します。今回は焙煎温度240℃、焙煎時間4分を設定しました。
設定後に赤いダイヤルのボタンを押して、焙煎スタート!!※長時間の余熱を与えるのは危ないので、3-4分程度にしましょう(余熱を与える焙煎は自己責任でお願いします)
余熱を与える理由としては、焙煎開始からコーヒー豆にしっかり熱を与え、短い時間で狙いの焙煎度にするためです。短い時間で焙煎した方が豆本来の香りがしっかり出ます。
余熱を与えずにスタートすると、焙煎機自体は何も熱が与えられていないので、低温で焙煎がスタートします。そのため、狙いの焙煎温度にするのに、焙煎開始から5分程度かかってしまいます。
余熱を与えた場合に比べて、焙煎時間が長くなってしまい、2~3日後の香りが少し劣るように感じます。
余熱を3分ほど与えたら、赤いダイヤルのボタンを長押しして、緊急停止します。これで余熱を与えるのは完了です。
1. 生豆を投入する
次に、先ほど紹介したパナマ・ゲイシャの100gの生豆を投入します。今回は、高いだけあって、豆の状態もいいです。
3. 240℃で11分焙煎する
ステップ1.の余熱を与えるときと同じように、赤いダイヤルと青いダイヤルで焙煎温度・焙煎時間を設定して焙煎スタートします。焙煎は230℃、11分でしていきます。様々な種類の生豆を焙煎してきて、小ぶりな豆は11~12分で焙煎すると中煎りくらいとわかっているので、始めはこの時間でスタートで焙煎状態に応じて時間を調整します。小ぶりな豆は1ハゼから2ハゼまでが短いので、よく観察しないと一気に深煎りになってしまいますので、注意です。
今回は中煎りを目指してローストしました。焙煎した結果はコチラです!
ドン!!
狙い通りの中煎り(ハイロースト)。中煎りが一番豆本来の味を味わえるので、パナマ・ゲイシャコーヒーを全身で感じたいと思います。
4.アイスコーヒーで淹れる
焙煎したパナマ・ゲイシャを2日ほど寝かせて、アイスコーヒーにして淹れてみました。
レシピは、コーヒー豆24g、お湯180g、氷120gです。お湯も氷も南アルプスの水になります。お湯は88℃でコーヒーを抽出しました。お湯は60gを三回に分けて投入がおすすめです。
では、実食!
口当たりはかなりライトで、ボディ感は弱い(いい意味で)。フローラルやジャスミンのようなアロマの香り、味は最初にレモンのような酸味があって、後味はフルーティな甘みが特徴的です。コーヒーというよりかはレモンティーに近い感じでしょうか。個人的には、たまに飲むフグレンコーヒーさんのコーヒーの味に近い味わいだと思いました。酸味が好き、浅煎りコーヒーが好きな方は結構おすすめです!
個人的にかなり好きな味なので、わたしの販売豆の商品ラインナップにも将来的に追加を検討したいと思います。シングルでもいいのですが、こういういい豆を活かしたブレンドを開発したいですね。
高級品なので、ブレンドして失敗したときのダメージが大きいですが、、笑
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました!
今回の記事では、パナマ・ゲイシャのハイロースト(中煎り)を紹介しました。
お店で飲むような高品質なスペシャリティコーヒーの味わいで、コーヒー好きで本格的な味を求める方にはおすすめしたい品種でした。
もし飲んだことがない方は、ぜひ飲んでみてください。
この記事で、みなさんのコーヒーライフのクオリティーが上がれば、わたしもうれしいです。
以上、今日もありがとうございましたー!それではー!!!